枝豆が脂肪肝を予防する?!

お酒のおつまみとしておなじみの枝豆。実はこの枝豆が脂肪肝を予防する働きがあると話題になっています。脂肪肝は「万病の元」とも呼ばれ、生活習慣病のリスクを高めると考えられています。

枝豆はなぜ脂肪肝の予防に効果があるのか、その理由についてご紹介します。

 

○枝豆が脂肪肝を予防するのはなぜ?

肝臓はアルコールを分解する機能を持っており、その働きに必要な酵素や、ウイルスに対抗するために必要な免疫物質はたんぱく質からできています。

そのため、高たんぱくな食品を摂取することで、肝臓の代謝機能が促進されることになります。

ただしたんぱく質といっても、肉や魚といった動物性のたんぱく質には必須アミノ酸はあまり含まれていません。必須アミノ酸は体内で作ることができない物質ですが、体の機能を正常に保つためには必要な物質です。これらの必須アミノ酸は、大豆などの植物性たんぱく質に多く含まれています。

なかでも大豆が完熟する前に収穫される枝豆は栄養価が高く、高たんぱく、高ビタミンを含む食品として、肝臓の働きを助け、脂肪肝を予防する効果があるのです。

 

○枝豆にはどんな栄養が含まれているの?

枝豆は大豆と同じように良質なたんぱく質を含んでいます。大豆にはコレステロールが含まれず、様々な栄養素を含んでいることから、バランス食品として注目されています。

しかし枝豆には大豆にはない栄養素があります。それがビタミンCとビタミンAです。

特にビタミンCは1日に必要とされる所要量の半分、27mgを枝豆100gで摂取することができるほど豊富に含まれています。

ビタミンAとCには、免疫力を強化し、粘膜を強化する働きがあります。ビタミンCは体の酸化を防ぎ、肝臓の酵素の働きを助けます。またビタミンAはアルコールの分解の際に消耗されるため、普段は肝臓に貯蔵されます。

 

○脂肪肝ってどうしてなるの?

脂肪肝とは、肝臓に脂肪がついた状態のことをさします。

日本人の4人に1人は脂肪肝であるともいわれており、元々は飲酒が発生の主な原因と考えられていました。しかし最近では若い女性にも脂肪肝が急増しているだけでなく、脂肪肝が肝硬変や肝臓がんに進行し、生活習慣病のリスクを高めることも分かっています。

原因としては食べ過ぎ、また運動不足によって脂質や糖質が分解できずに中性脂肪として肝臓に蓄えられることが考えられます。さらにお酒の飲み過ぎも、アルコールの分解の際に中性脂肪が合成されるため、脂肪肝の原因となります。そのほか極端な食事制限によるダイエットも、低栄養性脂肪肝と呼ばれる脂肪肝になることが明らかになっています。

脂肪肝は飲み過ぎよりも、食べ過ぎの方が重症化しやすいと考えられており、アルコールによる肝臓への負担は、飲み過ぎを控えることで予防や改善ができます。

 

○枝豆にはこんな効果もある

枝豆に含まれるビタミンCには、悪酔いや二日酔いを防ぐ効果もあります。ビタミンCは体内で合成できないビタミンですが、ストレスや体の酸化で消費されてしまうので、常に補給が必要なビタミンです。

さらに枝豆には良質なたんぱく質の他、アルコールの分解を促すメチオニンや体内の塩分を排出するミネラルも豊富ですので、肝臓の働きを助け、健康のサポートにもなる食品なのです。

 

○いいところばかりの枝豆…でも食べ過ぎには注意?

ビールのおつまみにかかせない枝豆には、悪酔いや二日酔いを予防し、肝臓の負担もやわらげる働きがありますが、食べ過ぎには注意が必要です。

◇お酒と枝豆を一緒に摂ることでアルコールの作用から尿酸値が上がる

◇枝豆に含まれる食物繊維によって、お腹を下すことがある

◇枝豆は100gあたり134kcalあり、ご飯とあまり変わらないカロリーがある

◇味付けに塩を使っている場合、塩分過多になる

枝豆を食べていれば、少々飲み過ぎても大丈夫、ということはありません。

アルコールの過剰摂取は肝臓へ負担をかけるだけでなく、脂肪肝の原因となります。

休肝日を設けるなど、飲み過ぎないように心がけたいですね。